身体の機能を維持するのに重要なのがホルモンバランスであり、乱れが生じてしまうことによって慢性的に体調が悪くなってしまうことは多い。看護師が働いていて体調に不安を抱くようになったときには、ホルモンバランスの乱れが原因になっていることもよくあるので注意が必要である。

体調の不安から生活改善を目指すときに重要なのは、症状がどのようになっているかをまず判断することだろう。ホルモンバランスが問題になっている場合には症状は全身に広がり、多岐に渡っているのが特徴である。女性の場合には月経困難や月経痛などがよく生じるが、それに加えて肌の状態が悪くなったり、頭痛に苛まれたり、睡眠障害が生じたりするのもよく起こる症状だろう。

広い症状に悩まされているのであれば、ホルモンバランスを整えることが生活改善の目標と考えるのが賢い。仕事や睡眠の時間が安定していないのが問題になっていることが多いため、勤務時間について調節ができないかをまず考えてみるといい。ホルモンバランスは体内時計によって司られている面が強いことから、安定した時刻に活動時間や睡眠時間を確保できるようになるだけで改善されるだろう。

生活改善をしてすぐに効果が表れるとは限らないが、数週間から数ヶ月の取り組みを続けてみると飛躍的に症状が改善する場合は多い。普段からあまり体調が優れないときにはホルモンバランスを整えるということを念頭に置いておいた方がいいのである。